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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/08/15

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【今日は何の日?】8月15日=無銭飲食男はすでに自殺していた?・松戸(1951年)/ 雑学ネタ帳

08月15日(お葬式).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

73年前の1951(昭和26)年。埼玉・大宮市(現・さいたま市)内で無銭飲食で捕まった男身元照会したところ、2日前に国鉄(現・JR東日本)松戸駅で自殺していたというミステリーじみた事件が起きました。

男は松戸市在住の25歳。8月15日に大宮市内の露店470円分の無銭飲食を働き、検挙されました。区検がさっそく、男が住む松戸市の警察署に身元照会したところ、男はなんと2日前(8月13日)に松戸駅で自殺していたことが判明したのです。しかも葬儀すら親族によって立派に執り行われた後だったのです。
 
8月28日となり、葬儀を執り行った義弟を警察へと呼び、無銭飲食男と面会させたところ、間違いなく本人。自殺したとばかり思っていた義兄が無銭飲食で捕まったとあり二重にびっくり仰天です。義弟は自殺した遺体と対面し、すっかり家出した義兄だと信じ込み、2万円も払って立派な葬儀を執り行ってしまったことを大後悔しつつ、今度は怒り出してしまいました。

松戸駅で自殺した男の腕には、自らの名字を彫った入れ墨があり、これがどうやら間違いのもと。同じ名字だったのです。 
 
一方、松戸警察署のほうでも「自殺した男は火葬にしちまったんで、その身元はもう判りませんや...」と、すっかりサジを投げていたそうです。

 参照 : 昭和26年8月29日付の朝日新聞朝刊

          文 / 高木圭介


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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