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【今日は何の日?】8月15日=無銭飲食男はすでに自殺していた?・松戸(1951年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
73年前の1951(昭和26)年。埼玉・大宮市(現・さいたま市)内で無銭飲食で捕まった男を身元照会したところ、2日前に国鉄(現・JR東日本)松戸駅で自殺していたというミステリーじみた事件が起きました。
男は松戸市在住の25歳。8月15日に大宮市内の露店で470円分の無銭飲食を働き、検挙されました。区検がさっそく、男が住む松戸市の警察署に身元照会したところ、男はなんと2日前(8月13日)に松戸駅で自殺していたことが判明したのです。しかも葬儀すら親族によって立派に執り行われた後だったのです。
8月28日となり、葬儀を執り行った義弟を警察へと呼び、無銭飲食男と面会させたところ、間違いなく本人。自殺したとばかり思っていた義兄が無銭飲食で捕まったとあり二重にびっくり仰天です。義弟は自殺した遺体と対面し、すっかり家出した義兄だと信じ込み、2万円も払って立派な葬儀を執り行ってしまったことを大後悔しつつ、今度は怒り出してしまいました。
松戸駅で自殺した男の腕には、自らの名字を彫った入れ墨があり、これがどうやら間違いのもと。同じ名字だったのです。
一方、松戸警察署のほうでも「自殺した男は火葬にしちまったんで、その身元はもう判りませんや...」と、すっかりサジを投げていたそうです。
参照 : 昭和26年8月29日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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