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【今日は何の日?】8月21日=007ロケ隊が国宝・姫路城の白壁を傷つける(1966年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
58年前の1966(昭和41)年。この時期、日本を舞台とした映画007シリーズ第5作『007は二度死ぬ』(1967年公開・米英合作=ルイス・ギルバート監督)の撮影が日本各地で行われていました。
事件が起きたのはこの日の午後。国宝・姫路城(白鷺城)の天守閣下「帯のやぐら」の白壁に、忍者手裏剣約50本を打ち込んでしまい、自慢の白壁が削げ落ちてしまったり、穴が開いてアバタと化してしまい、同城の管理事務所をカンカンに怒らせてしまいました。
問題のシーンは姫路城を背景に、約20人の忍者が3mほど離れて等身大の板人形5体めがけて、手裏剣を投げつける場面。テスト、本番を通じて300本の手裏剣を投げたところ、そのうち約50本が的を外れ、うしろの白壁(高さ2m、長さ10m)一面に突き刺さってしまったのです。
さすがに見かねた見物人たちからは堂々と国宝を破損させる撮影に対して、非難する声が挙がっていたものの、ロケ隊は我関せずの姿勢で撮影を続行したそうです。
もともと、このシーンは天守閣の備前丸広場にて撮影することで許可を得ていたものでしたが、ロケ隊はその場所を無断で変更していたという無法っぷり...。同事務所は「場合によっては中止命令を出す」と怒り心頭。どうやら007ロケ隊には「国宝で撮影」という認識が希薄だったのかもしれません。
参照 : 昭和41年8月22日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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