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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/08/27

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【今日は何の日?】8月27日=泪橋の名物男・カンタロウが殴られて死ぬ(1962年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

62年前の1962(昭和37)年。この頃、東京・荒川区の「ドヤ街」と呼ばれていた山谷地区にいつしか流れ着き、住み着いていた「カンタロウ」と呼ばれる中年男性(推定年齢45~46歳)がおりました。

カンタロウさんは交通巡査のモノマネを得意としており、いつも都電の泪橋交差点に立っては、巡査さながらに交通整理をすることが日課。その姿は山谷名物ともなっていました。

ところが8月26日の昼1時ごろ、赤信号を無視し、一旦停止もせずに交差点を自転車で渡ろうとする男をカンタロウさんが注意したところ、いきなり殴り倒されてしまったのです。すぐに近所の井福病院へと運ばれましたが、カンタロウさんは明けて8月27日の午前2時、脳内出血のため亡くなってしまいました。

カンタロウさんを殴ったのは足立区在住の23歳の自動車助手。これまでにも暴力行為など3度の逮捕歴があり、男はすぐに傷害容疑で逮捕されました。

ボクシング漫画の金字塔『あしたのジョー』(高森朝雄作、ちばてつや画)の影響で、泪橋の名前が全国的に有名になったのは、こんな悲しい事件から6年後のことでした。

 参照 : 昭和37年8月27日付の読売新聞夕刊 

             文 / 高木圭介
 

 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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