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【今日は何の日?】8月28日=恐怖!東京・十条に150ボルトのミステリー電流(1970年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
54年前の1970(昭和45)年。早朝4時ごろ、東京・北区の十条地区一帯で突如、異常な電圧の電流が流れ、家電が燃えだすなどの事故が相次ぎました。
この日の早朝4時ごろ、上十条1丁目の教員男性宅で消灯してあった蛍光灯スタンド2台が勝手に点灯し、異常な明るさまで光り、スイッチを押しても消えないまま。ついには燃えだしてしまいました。まるでポルターガイスト現象です。
また冷蔵庫や電気メーターも「ブー」と断続的にうなり続けています。その隣家では寝室天井から吊るされた電球の金具部分が焦げて落下し、下で寝ていた赤ちゃんの腕に当たって1週間の火傷を負わせてしまいます。
同じく上十条1丁目の会社員男性宅では、つけっ放しにしてあった扇風機からキナ臭い匂いがしたため、居間の蛍光灯をつけて確かめようとしたところ、蛍光灯から煙が噴き出します。同じ町内の中華料理店では冷蔵庫2台のツマミ部分が真っ黒に焦げ、冷蔵庫の上に置いてあったアルマイト製のお盆が焦げてしまいました。
付近一帯では、軒並み同じような被害が出ており、使い物にならなくなってしまった電気器具が続出したそうです。
東電では昼過ぎから被害に遭った各家庭を回り、焼けた冷蔵庫などを回収。新品と取り替えるなどの対応に追われつつ、頭を下げっ放しだったとか。
それだけでも大変な事故ですが、夜9時20分時ごろには中十条1丁目の電柱のトランスが故障。約500戸ほどが停電となり、付近一帯は真っ暗に。東電大塚支社が大慌てでトランスを交換し、夜11時過ぎになって、ようやく電気は復旧しました。
早朝の高圧電流騒ぎに続いて、夜には停電騒ぎ...。その原因に関して東電では「トランス内のボルトが緩み、家庭用の100ボルト送電線に150ボルト前後の電流が流れたためだが、さらに詳しく調べてみないと、はっきりした原因はわからない」と語るに留まりました。
参照 : 昭和45年8月29日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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