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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/09/01

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【今日は何の日?】9月1日=とらやのおばちゃんがテレビで着付け教室開校(1970年)/ 雑学ネタ帳

09月01日(三崎千恵子).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。


54年前の1970(昭和45)年。映画『男はつらいよ』シリーズで長年、とらやのおばちゃんを演じ続けた女優・三崎千恵子さん(当時49歳)が、この日より東京12チャンネル(現・テレビ東京)の昼ワイドショー『ファミリースタジオ230』内で、"お嫁に行くお嬢さまのために"と題し、新たに「三崎千恵子のきもの実践コーナー」をスタートさせました。

三崎さんは女優業のほか、「着物コンサルタント」の肩書きを持ち、1948(昭和23)年には初めて着物によるファッションショーを開催するなど、筋金入りの本格派でもありました。

番組の企画に対しても「最近の若い方は一人で着物を着られないでしょ。しかも着付けのプロにも、きちんと着せられる人が少ないんです。いつか機会があったらと思っていたんです」(三崎さん)と大乗り気。

番組では9月15日の敬老の日にはお年寄りを集めての「着物座談会」を開き、9月22日には「帯の結び方」、9月27日には「着物に関する常識」と、事前にきっちりと1か月分のスケジュールを立てては臨んでいたそうです。

さらには9月6日からは毎週日曜に銀座三越で発足する着付けとマナーとメイキャップの総合教室に専任講師として迎え入れられるなど大忙し。こちらも同業の飯田蝶子さん森光子さん小夜福子さん細川ちか子さん、さらには石井ふく子プロデュサー(当時TBS所属)の母である三升延さんら友人らが「全面バックアップ」を約束するなど盤石の体制だったそうです。

庶民の代表のような存在だった「とらやのおばちゃん」が、実はタダ者ではなかったことがよく分かるエピソードですね。

 参照 : 昭和45年9月2日付の読売新聞朝刊

        文 / 高木圭介

 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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