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【今日は何の日?】9月11日=東京五輪開幕控えて「聖火遊び」禁止令・足立区(1964年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
ちょうど60年前の1964(昭和39)年。10月10日開幕の東京オリンピックを控え、東京・足立区教育委員会から区内の各学校長宛てに「聖火遊びは止めましょう」と異例の警告が出されました。
足立区内では9月5日の夜8時40分ごろ、長門町(現・中川)の路上で、丸めた新聞紙が燃えているのが発見。すぐに西新井消防署員が消し止めましたが、同署員が原因を調べたところ、小中学生の間で新聞紙に火をつけては走り回る「聖火遊び」が流行中であることが判明。
この遊びは中身が空の牛乳瓶に灯油を入れ、かたく丸めた新聞紙を差し込み、火をつけたモノをトーチ代わりに掲げては走り回るというモノ。一見、オリンピックに便乗した微笑ましさすらも感じてしまいますが、原理的には「火炎瓶」と大差がない危険なモノでもあります。
同署員によりますと、灯油の場合はガソリンと違って爆発することは滅多にありませんが、急に燃えだしたりすることはあるそうです。
この段階で足立区内では長門町と大谷田町(現・大谷田)付近でのみの流行中ということでしたが、本物の聖火リレーが東京へと近づくにつれ、他の地域でも大流行することを見越して、足立区教育委員会が先手を打って警告を出した形です。
参照 : 昭和39年9月12日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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