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【今日は何の日?】9月28日=テレビの音声多重放送が始まる(1978年)/ 雑学ネタ帳
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46年前の1978(昭和53)年。郵政省はこの朝、NHK(東京、大阪)と日本テレビ放送網にテレビ第三世代の幕開けを告げる「音声多重放送」の本免許を交付しました。
これはテレビ音声用電波のスキ間を利用して、本来のテレビ用音声のほかに別の音声を同時にのせ、二カ国語放送やステレオ放送を行うためのもの。現在ではすっかり当たり前となっていますが、当時は画期的な技術でした。しかし、まだ音声多重放送を受信するテレビが普及しておらず、受信するには特別なアダプターを購入して設置する必要があり、放送関係者以外の一般視聴者にとっては、ほぼ他人事という感じでもありました。
本免許交付を受け、NHKでは区切りの良い10月1日から音楽番組などのステレオ放送やニュース番組での二カ国語放送をスタート。しかし日本テレビではさっそくこの日から放送をスタートさせたのです。
その第一声は朝のワイドショー『ミセス&ミセス』(平日午前9時30分~10時45分)の途中、放送中のスタジオを訪れた服部安司・郵政大臣がスイッチを入れ、午前10時1分、郵政大臣の挨拶が英語の同時通訳による二カ国語放送で流されました。これが日本国内における初の二カ国語放送ということになります。
同番組内では、さらに新音楽協会による演奏をステレオ放送。午前11時30分からの「昼のニュース」を二カ国語放送。夜7時30分からは後楽園球場からのプロ野球中継「巨人vs広島」を臨場感たっぷりのステレオ音声にて放送。モノクロからカラー放送へと進化して以来となる「テレビ新時代」の到来を印象づけたのでした。
参照 : 昭和53年9月28日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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