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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/09/29

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【今日は何の日?】9月29日=麦飯普及協議会が発会式(1960年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

64年前の1960(昭和35)年。国民に向けて「麦飯を食べましょう!」と広く呼びかけるために発足した麦飯普及協議会の発会式がこの日の午後、東京・丸の内の日本倶楽部にて行われました。

発会式では発起人総代の農民講道館農業短大(埼玉・与野市)の横尾惣三郎学長をはじめ約30人が出席し、麦飯礼賛論に花を咲かせました。

前自治大臣の石原幹市郎氏、社会党の三宅正一代議士の顔も見え、発起人にも福田赳夫衆議院議員(のちに第67代内閣総理大臣)、赤城宗徳衆議院議員、前農林大臣の井出一太郎氏、衆議院副議長の中村高一氏市川房枝参議院議員らが名を連ねる超党派的運動でした。

麦飯といえば、ちょうど10年前の1950(昭和25)年。緊急財政の不況なうえ、米価が高騰していた時期に参院予算委員会にて、池田勇人大蔵大臣が「所得の少ない方は麦、所得の多い方は米を食うというような経済原則に沿ったほうへ持っていきたい」と答弁したことで、「貧乏人は麦を食え!」として広まってしまい、池田大臣が国民から糾弾されたことがありました。
 
そんな池田氏が7月に内閣総理大臣に就任したばかりとあり、麦飯普及委員会はあくまで「健康と長寿は麦飯を食べることから」というパンフレット『麦飯のすすめ』を各方面へと配布し、白米食偏重の害を説くことが目的であるとアピール。決して池田首相の過去発言を皮肉るモノではないと念押ししていたそうです。

 参照 : 昭和35年9月30日付の毎日新聞朝刊

        文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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