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【今日は何の日?】10月1日=SLとその他機関車の稼働台数が逆転する(1968年)/ 雑学ネタ帳
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56年前の1968(昭和43)年。この日から実施された国鉄(現・JR各社)のダイヤ改正によって、それまで重要な輸送力として圧倒的な1位を誇っていた蒸気機関車(SL=Steam Locomotiveの略称)が一度に378両も引退。これにて全国で稼働するSLは2,257両となりました。
斜陽のSL代わって全国各線に電気機関車、ディーゼル機関車が増車され、その数は全国で2,529両に達し、これにて稼働台数で初めてSLを上回り、ついにその地位が逆転したのです。この時点で国鉄は73(昭和48)年末までには、全国からSLを引退させる計画でした。
明治、大正、昭和の戦前期にかけて国鉄の動脈を支えてきたSLも、各線の電化や沿線の無煙化が叫ばれる風潮には抗えず、49(昭和24)年には新たな製造をストップ。その後は幹線から支線へと回されるケースが増えてきました。ところが支線では高重量のSLを扱いきれないという悩みも生じてきました。
さらにもう一つ、国鉄が頭を悩ませていたのが、引退した大型SLの再就職先です。国鉄当局では「いくら蒸気機関車の人気が出ても、売れるのは模型や写真ばかり。実物のほうもこの人気にあやかる方法はないか...」と思案するばかりだったとか。
参照 : 昭和43年10月23日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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