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【今日は何の日?】10月4日=火事で産院が燃える中、出産・門真市(1982年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
42年前の1982(昭和57)年。夜11時すぎに大阪・門真市末広町2丁目のアパート「永和荘」から出火。すぐに隣接する飯藤産婦人科の一部にも引火しました。その時、院内では夜10時に陣痛が始まっていた主婦(26歳)がまさに出産中だったのです。。
主婦は滋賀県在住でしたが、出産にあたり実家近くの同医院へと入院。徐々に院内にも火が押し寄せる中、飯藤一彦医院長(55歳)は「出産は始まっている。とにかく赤ちゃんだ」と、他の入院患者や新生児を避難させる一方、残った看護師らとともに猛煙の中で必死に妊婦さんの処置を続けたのです。
消防車やパトカーもサイレンが響き渡る中、「オギャー」と元気な泣き声とともに無事に男児を出産。産湯につかわせる間もなく、直ちに全員が避難。火災も木造2階建ての同医院の外来診察棟延べ約300平方mを焼いただけで鎮火しました。
鎮火後、医院に戻された赤ちゃんは、さっそく産湯に入れてもらい、産着に着替えて保育器に。翌朝まで看護師が交代で見守る中、騒ぎをヨソにスヤスヤと眠り続けました。
まるで神話の世界の、産屋が炎に包まれる中で誕生したとされる火明命(ほあかりのみこと = by日本書紀)を思わせる出産でしたが、看護師らは「騒ぎでまだ体重も計っていないけど、まるまる太って、とても元気そう」と語り、大変な騒ぎに巻き込まれてしまったママも「昨夜のことがウソみたい」と話していたそうです。
参照 : 昭和57年10月5日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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