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【今日は何の日?】10月19日=国鉄横浜線の運転士が運転中に意識を失う・矢部駅(1966年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
58年前の1966(昭和41)年。午後4時15分ごろ、国鉄(現・JR東日本)横浜線(東神奈川~八王子間)で電車運転中の運転士が意識を失ってしまい、電車がホームの停車位置より60m暴走するという事故が起きました。
事故が起きたのは八王子発東神奈川行きの電車(4両編成)が矢部駅(神奈川県相模原市)へと入ってきた時のこと。運転士(26歳=東神奈川電車区)がブレーキをかけた直後に意識を失って倒れ、電車は停車位置より60mほど行き過ぎて、ようやく停車しました。驚いた駅員らは、ただちに運転士を近くの病院へと収容しました。
運転士は東神奈川駅から八王子駅まで行き、折り返す途中でした。八王子駅に到着した頃から激しい頭痛と吐き気を訴え、同駅で乗務員の交代を求めましたが、あいにく八王子駅には交代要員がいませんでした。そこで東神奈川駅から交代の運転士(40歳)を電車で八王子方面へと向かわせ、交代の運転士は矢部駅で下車して待機していました。
その間、電車の運行がストップしないよう、運転士は頭痛と吐き気と戦いつつ、なんとか八王子駅から5つ目(※当時)の矢部駅まで持ちこたえて運転しましたが、到着と同時に力を振り絞ってブレーキを踏み、そのまま意識を失ったということです。
矢部駅では、交代の運転士がオーバーランした電車を定位置へと戻し、約4分遅れで発車。列車にはATS(列車自動停止装置)がついていたとはいえ、このような不測の事態で電車が暴走した場合、当時、まだ単線だった横浜線では最悪、電車同士の正面衝突という事態もあったかもしれません。
参照 : 昭和41年10月20日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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