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【今日は何の日？】10月22日＝立川談志がテレビ番組で丸坊主にされる（1969年）／ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
55年前の1969（昭和44）年。水曜夜8時、日本テレビで放送のバラエティ番組『ゴーゴー！コメディアン‼』にて、落語家の立川談志さん（当時33歳）が哀れ、頭を丸坊主にされてしまうシーンが放送されました。
この番組は10月8日にスタートしたばかり。名物コーナー「弱肉強食ゲーム」は、収録が行われる後楽園ホールに備え付けられたボクシング用のリングに、出演者たちが入れられ、プロレスのバトル・ロイヤルよろしく戦い、初めにリング下に落とされたタレントが丸坊主にされてしまうという厳しいルールでした。
この日の出演者は司会の田中小実昌さん（作家）をはじめ、談志さん、林家パー子さん、桂伸治さん（のちに十代目桂文治）、毒蝮三太夫さん、柳家かゑるさん（のちに五代目鈴々舎馬風）、大泉滉さんといった面々。
すでに第1回から大泉滉さん、宮城けんじさん（Wけんじ）が丸坊主にされ、この日はバトル開始早々に談志さんがリング下へと落とされ、丸坊主にされることに。
ところが、いざ断髪という段階になって談志さんがドロンと雲隠れ...。スタジオが大騒ぎになる中、番組スタッフが手分けして捜したところ、日ごろの強気っぷりはどこへやら、スタジオの片隅にて思案投げ首となった談志さんが発見されたのでした。
バリカンを入れられ、丸坊主となった談志さんは「サッパリしたぜ」と今度は強がるばかり。周囲から「カワイイ」などと言われると、なんとも複雑な表情を見せていたとか。
談志さんは当時、自ら企画し立ち上げた人気番組『笑点』の司会者でした。11月2日の放送を最後に、12月に行われる第32回衆議院議員総選挙に出馬（旧東京8区、無所属）することを理由に番組を降板したものの、肝心の選挙では落選してしまいます。
なお、この過激な番組自体も、わずか7回、11月7日の放送をもって最終回になりました。
参照 : 昭和44年10月22日付の読売新聞朝刊
文 ／ 高木圭介
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