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【今日は何の日?】10月25日=陸上自衛隊の中央音楽隊長が日展で入選!(1966年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
58年前の1966(昭和41)年。上野の東京都美術館にて11月1日から始まる第9回日展(日本美術展覧会)の入選者がこの日に発表となり、第二科(洋画)で陸上自衛隊中央音楽隊の隊長を務める玉目利保三佐(当時49歳)が初出品にして初入選いう栄冠を射止めました。
入選画はホルンとトランペットを題材とした「楽器のある静物」という作品です。
米メジャーリーグで投打の"二刀流"を証明した大谷翔平選手の大活躍以来、あまり聞かなくはなりましたが、「二兎を追うものは一兎も得ず」なることわざは昔ほどよく言われていました。そんな中でも複数の分野にて凄い才能を発揮する人物は確かにいるものです。この玉目隊長は音楽と美術の二分野で才能を発揮したことになります。
玉目隊長は少年時代より音楽と絵の両方が大好き。18歳で旧日本陸軍の戸山学校軍楽隊に入り、職業としては音楽の道を選ぶこととなりました。日本国民の誰もが目にした東京五輪(64年)開会式や閉会式で演奏された勇壮なファンファーレ(作曲・今井光也)の指揮をしたのも玉目隊長でした。
しかし玉目隊長、実は絵の道もあきらめてはおらず、約10年前からキャンバスに向き合い始めていたのです。東京五輪以降、本業の音楽隊がさらに引く手あまたとなり、土・日曜もほとんど潰れてしまい、「家族サービスはゼロ」という激務の中でも、代休日は絵筆を握り続けていたのでした。
日展入賞の喜びに玉目隊長は「2年前の東京オリンピック開、閉会式で指揮したのと、今度の入選は一生の思い出になりそう」と語っていたとか。
参照 : 昭和41年10月26日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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