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【今日は何の日?】11月25日=米軍に接収されていたパレスハイツが返還される・東京都千代田区(1958年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
66年前の1958(昭和33)年。終戦後に米軍に接収されていた東京・千代田区隼町のパレスハイツ(旧日本陸軍航空本部跡)7万2,600平方mが、日本政府と民間所有者である日本勧業銀行(勧銀)の頭取・土屋武芳さんら11人へと返還されました。
場所は皇居のお堀を挟んですぐお隣。数多い米軍接収地の中でも、もっとも東京の中心にありました。国有地部分(6万1,710平方m)には国立劇場(写真)と最高裁判所が建てられることとなり、午後3時から行われた返還式には、それを喜ぶ小宮豊隆さん、久保田万太郎さん、藤原義江さん、山本安英さん、花柳寿輔さんら国立劇場設立準備協議会のメンバーと、最高裁の横田正俊事務局長らが出席。
在日米陸軍司令部のエルトリッチ副参謀長から「首都の中心のこのような美しい場所を長く使わせてもらったことを米軍兵士、家族は忘れないつもりだ」と挨拶があった後、米国の星条旗が静かに降ろされ、それに代わって日本国旗の日の丸が高々と掲げられました。
続いて同副参謀長から、鈴木・東京調達局長に管理権を移す意味となる大きな木製の鍵が手渡され、同局長からはさらに大蔵省関東財務局の木下管財次長へと引き継がれて返還式は無事に終了。
大蔵省では文化財保護委員会から申請があり次第、同地を文部省へと移管し、また民有地部分の1万890平方mは、調達庁から民間所有者へと返還されることに。また米軍のカマボコ型兵舎の約100棟は解体されたうえで、慈善団体へと寄付されることとなりました。
参照 : 昭和33年11月26日付の毎日新聞朝刊
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介護のみらいラボ編集部コメント
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