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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/11/28

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【今日は何の日?】11月28日=墨東一のビル!錦糸町民衆駅がオープン(1961年)/ 雑学ネタ帳

11月28日(錦糸町民衆駅).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

63年前の1961(昭和36)年。国鉄の錦糸町駅(東京・墨田区)に「錦糸町民衆駅」(駅ビルきんし町=現・テルミナ)がオープンしました。

民衆駅」とは聞きなれない単語ですが、現在でいう駅ビルのこと。民衆駅は国鉄駅の駅舎建設費用を国鉄と地元側が共同で担い駅ビルの中に商業施設を置いた業態のことです。しかし現在のJRグループとは違い、国鉄はあくまで「」であり、71年の国鉄法改正までは、商業施設がいくら収益を上げたとしても、地代収入しか入ってこないという悩みもありました。

墨東地区(東京の墨田区と江東区など隅田川以東の地区)最大の繁華街に完成した錦糸町民衆駅は地上4階、地下1階。錦糸町交通会館が国鉄用地3,300平方mに工費15億5,000円をかけて建設しました。翌62年4月には全館で(地上7階、地下1階)延べ2万1,780平方mという墨東地区随一のビルが完成することになります。

1階は国鉄錦糸町駅の新駅舎として、すでに11月25日から使用開始。8か所の改札口からホームまで通路が幅12mに広げられ、ホームも200m延長されました。改札口から各階へはエスカレーターが通じている便利な仕様です。

この日、オープンした商業施設は地下が食料品などの名店街、2階はデパート洋品雑貨の名店街、3階は時計貴金属スポーツ用品売り場、4階は催事場大食堂となっていました。建設中の5階以上は結婚式場医療センター音楽喫茶動物園などの入店が予定されています。

当時の新聞広告には「駅から0分」「京葉最大のショッピングセンター誕生!」「墨東一のビル!」などのコピーが踊っています。建物は現存し、変わらず買い物客で賑わっていますが、当時「墨東一」だったビルは周囲に高層ビルが立ち並び、小さく見えてしまうことに63年の月日が感じられます。

 参照 : 昭和36年11月25日の毎日新聞朝刊 

             文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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