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【今日は何の日?】12月3日=歳末たすけ合い運動の宣伝カーに「金の延べ板」が投げ込まれる(1956年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
68年前の1956(昭和31)年。台東区役所による「歳末たすけ合い運動」の宣伝カーが同区内三ノ輪町(現・三ノ輪)を走行中、40歳前後とおぼしき白衣姿の紳士が窓ガラスから紙に包んだ小石のようなモノを投げ入れてきました。
こういった場合、ついつい迷惑な嫌がらせや、あるいは危険なテロ行為などを想像してしまいます。驚いた係員がその紳士を呼び止めると、「いや、何かのお役に立てば...」と言い残して、逃げるようにその場を立ち去ってしまいました。
紙包を開いてみると、中には小判ならぬ、薄い金の延べ板(縦4cm、横2cm)が1枚出てきました。当時の価格で時価2,000円程度となります。
区役所側で、さまざまな手段を使って紳士を探し出すと、その正体は三ノ輪町に住む歯科技工士の男性(41歳)でした。男性は「これといったこともできないので...」と、仕事で使用する金の延べ板を、歳末たすけ合い運動の一助にしてもらうべく寄付しようと思い立ったのだとか。
参照 : 昭和31年12月5日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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