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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/12/14

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【今日は何の日?】12月14日=多摩川・旧六郷橋が崩落し計17人が死傷(1984年)/ 雑学ネタ帳

12月14日(旧・六郷橋).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど40年の1984(昭和59)年。午前9時40分ごろ、多摩川にかかり、東京都大田区川崎市川崎区を結んでいた旧六郷橋(長さ446m)の解体工事中550トンもの橋げたが突如落下。台船上などで作業中だった17人が橋げたの下敷きとなったり、水面に投げ出されたりし5人が死亡12人が重軽傷を負う痛ましい事故が起きました。

橋上に第一京浜(国道15号線)が通る旧橋の解体工事は、約5m上流に並行して建設された現在の六郷橋が10月1日に完成したため、翌年(85年)5月までの予定で進められていました。

この日は早朝5時から水面上にかかる高さ66mのアーチ形橋げた部分を、鉄骨ヤグラを載せた台船2隻で持ち上げ、橋脚上に敷かれた2筋の鉄道用レールに乗せ、東京側の河岸方向へ約50mほど移動させる作業中の出来事でした。

警視庁蒲田署などの調べによると、この台船が支えていた橋げたが、ねじれるように崩れ落ち、台船上で作業していた40数人のうち、10数人が橋げたにハネ飛ばされたり下敷きになったりしました。このほか、橋げたの上にいた数人の作業員も河川敷へと落下しました。

東京消防庁では救急隊水難救助隊など35隊とヘリコプター3機を出動させ、ただちに負傷者を東京労災病院など7か所の病院に収容しましたが、4人が帰らぬ人に。時間をおいてもう1人の死亡も確認されました。

蒲田署では橋げたを支える台船のヤグラの強度が足りなかったのが原因と見て、元請け、下請けなどの工事責任者から事情聴取。業務上過失致死傷容疑などで刑事責任を追及する予定です。

旧六郷橋の橋門や親柱は、東京側の河岸からほど近い場所にある宮本台緑地写真)と、川崎側の稲毛公園へと移設。柱には事故で義兄を亡くした作家・森村桂(もりむら・かつら)さんによる「鎮魂の詩」のプレートが埋め込まれています。

 参照 : 昭和59年12月14日付の読売新聞夕刊 

            文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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