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【今日は何の日?】12月15日=国民的歌手・三波春夫が「♪オレはルパンだぞ~」(1978年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
46年前の1978(昭和53)年。この年に巻き起こったアニメブームの掉尾を飾るべく、アニメ映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)」(吉川惣司監督)の封切りを翌日に控えたこの日、主題歌『ルパン音頭』の発表会が都内ホテルで行われました。
主題歌を歌唱したのは国民的歌手・三波春夫さん(当時55歳)でした。当時、アニメ作品の主題歌を大御所中の大御所である三波さんが歌唱するというのは異例中の異例であり、その意外性だけでも大きな話題となりました。
シリアスな内容の本編のエンディングに、三波さんの突き抜けるような歌声とともに「♪オレはルパンだぞ~」と重なる演出に、驚いた観客も多かったそうですが、さすがは大御所。見事なノドとこぶしによって、シリアスな映画をエンディングで見事に一掃する、ルパンワールドならではのカタルシスを体感させたのでした。
三波さんは主題歌だけでなく、声優としてもエジプト警察署長役で出演。その他にも漫画家の赤塚不二夫さんが米大統領役、劇画原作者の梶原一騎さんがソビエト連邦の書記長役で出演と、熱心なアニメファンが喜ぶかどうかは置いといて、遊び心が満載のキャスティングでした。
三つ揃えのスーツにトレンチコート、帽子をかぶった姿で登壇した三波さんは、ルパンではなく明らかに天敵の銭形警部寄りの格好ではありましたが、マイクを握るとノリノリで歌詞通りに「オレはルパンだぞ~」を連発。いつもとは勝手の違うアニメファンを前に「若いお客様は神様です」と三波節をとどろかせました。
この時期、同じく大御所の三橋美智也さんが「ミッチー・トラボルタ」としてディスコ界に殴り込みをかけるなど、歌謡界の大御所たちによるイメチェン戦略が流行っていたようですね。
参照 : 昭和53年12月15日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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