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【今日は何の日?】12月21日=ジャンボ宝くじの狂乱で死者が2名・福岡市と松本市(1976年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
48年前の1976(昭和51)年。「1等1千万円が40本!」をキャッチフレーズにした年末ジャンボ宝くじ(第126回全国自治宝くじ)が朝7時より全国約7,300か所(うち特設売り場が17か所)で発売される予定となっていました。
しかし、底冷えの景気を反映してか? 売り場には「夢を買う庶民」が予想以上に殺到してしまい大混乱に。長野県松本市では77歳男性が、福岡市では42歳男性が発作を起こして死亡したほか、全国各地で計40数人もの負傷者、貧血者が続出する事態となりました。
この年のジャンボ宝くじは各売り場ともに前夜、あるいは3日も前から並ぶ人がいるほど大人気で、発売時間を2~3時間繰り上げた売り場も多かったそうです。
約4万人が詰めかけた福岡市の平和台特設売り場では、午前3時50分の発売直前に「売り始めた!」という一部ファンの声で列が動き出し、混乱が始まります。3時45分ごろ、発売を待っていた左官業男性(42歳)が死亡。1人が足の骨折で入院するなど、13人が重軽傷を負いました。
また北九州市の小倉競輪場にも約1万人が詰めかけ、窓口へと向かって押し合ったため4人が負傷。発売は一時中止となりました。
長野・松本市では特設売り場となった長野県勤労者福祉センターで朝7時ごろ、宝くじを買った無職男性(77歳)が直後に倒れ、救急車で市内の病院に運ばれましたが、間もなく死亡。松本警察署などの調べによりますと、男性は普段から血圧が高く、宝くじを手にした興奮で脳溢血を起こしたそうです。
第一勧銀松本支店では事前に1,900枚の整理券を配布しましたが、もらえなかった人たちが一斉に窓口に押しかけたため、ほかにも大混乱が生じました。
終戦直後の45(昭和20)年に第一勧銀が宝くじを発売して以来、混乱がもとで2名もの死者を出したことは初の出来事となりました。
参照 : 昭和51年12月21日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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