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【今日は何の日?】12月26日=南米ウルグアイに三億円事件の模倣犯が現る(1969年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
55年前の1969(昭和44)年。東京・府中市で68(昭和43)年12月に発生した三億円事件は1年が経過しても犯人が見つからず、日本中がモヤモヤしていました。そんな時期、ちょうど日本からは「地球の裏側」にあたる南米ウルグアイに、三億円事件の手口を真似た模倣犯が現れました。
事件が起きたのはウルグアイの首都・モンテビデオにあるフランス・イタリア銀行。そこに男7人と女2人が押し入り「警官隊だ。銀行内に爆弾が仕掛けられたとの情報があるので調べさせてもらう」と、三億円事件の犯人と同様の手口で堂々とかましたのでした。
しかし、すぐにバレバレとなってしまい、全員が銃で武装した9人のギャング団は本領発揮で、32人の銀行員にホールドアップを命じ、「大金庫の鍵を渡せ!」と脅したのです。
しかし、勇敢な銀行員たちは脅しにも屈せず「知らぬ、存ぜぬ」の一点張り。かくしてギャング団は、中には3億6,000万ペソ(約5億2,000万円)の大金が詰められた大金庫を相手に格闘をスタート。
万が一、大金庫が開けられてしまったら一大事とあり、銀行員たちは汗びっしょりとなりつつ、その模様を見守っていたそうですが、約2時間の格闘の末、根負けしたギャング団は結局、何も捕れないまま引き揚げてしまいました。
やがて駆けつけた本物の警察の調べによると、9人は全員が20代の若者で、その正体は右翼ゲリラらしいとの見立て。それにしても、遠い日本で起きた三億円事件の手口を一体どこで学んだのでしょうか?
参照 : 昭和44年12月29日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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