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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/12/30

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【今日は何の日?】12月30日=舞台版『サザエさん』の稽古中、神戸国際会館が火事に(1975年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

49年前の1975(昭和50)年。午後2時ごろ、神戸市葺合区(ふきあいく=現・中央区)御幸通神戸国際会館(鉄筋8階建て、地下1階、延べ2万5,500平方m)東側1階の楽屋(約60平方m)で出火しました。

神戸市消防局の消防車12台が出動しましたが、窓の少ない構造のため、煙が2~3階の大ホール(1,892席)に充満したことで消火に手間取り、楽屋の板壁など約30平方mと衣装、小道具などが焼け、午後3時30分ごろにようやく鎮火しました。

出火当時、大ホールでは「チエミ喜劇・新春特別公演『サザエさん』」(江利チエミ座長)の舞台稽古中。楽屋で衣装の荷ほどきをしていた衣装係の女性4人が、劇団員に大声で火事を知らせるとともに、会館内の火災報知器を鳴らしたため、ちょうどリハーサル中の江利チエミさん(当時38歳=サザエさん役)や清川虹子さん(当時63歳=フネさん役)ら舞台関係者約100人は、会館従業員の誘導で館外へと全員、無事に避難できました。

その一方で、地下1階にある映画館・国際松竹(1,060席)と国際日活(850席)では、ちょうど正月映画のと『男はつらいよ 葛飾立志篇』と『ジョーズ』を上映中。両館ともに冬休みの子ども連れなどで立ち見客が出るほど賑わっていました。一時は放水による水が天井から映画館内へと漏れ出し、観客がわれ先にと館外へと飛び出すなど大騒ぎに...。

葺合警察署の調べによると、出火当時、楽屋では東宝舞台の女性従業員4人が東京から到着した衣装やかつらを整理しており、衣装にアイロンをかけていたところ、アイロンが過熱の早い特殊なタイプだったため、少し目を離したスキに加熱してしまい、そばの衣装に燃え移ってしまったためと見ています。

この火事のため、主演の江利チエミさんや清川虹子さんの舞台衣装はほとんど全部が焼けたり、水びたしとなってしまったため、使い物にならなくなってしまいましたが、東京からすぐに古いモノを取り寄せて対処し、公演は予定通りに行われました。

突然の火事に、江利チエミさんは「劇場で火事にあったのは初めて。でも家が燃えた経験があるので、とっさにケガ人が出ては大変と、大声でみんなに知らせて走り回り、声が枯れました...。それにしてもリハーサル中でお客さんがいなかったのが不幸中の幸いでした」と語っていたそうです。

 参照 : 昭和50年12月31日付の読売新聞朝刊

           文 / 高木圭介

 


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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