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【今日は何の日?】1月10日=NHKの大相撲中継がカラー放送に(1965年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
ちょうど60年前の1965(昭和40)年。この日に初日を迎えた大相撲初場所(東京・蔵前国技館)より、NHK総合テレビの大相撲中継がカラー放送となりました。
この場所より"一門の壁"を取り払い、「部屋別総当たり制」が導入されるなど、話題多き初場所でしたが、テレビ中継でも大きな進歩があったのです。
この時期、大相撲のテレビ放送は、NHKだけでなく民放の日本テレビ、TBSでも生中継を実施。すでに日本テレビでは、他局に先駆けてカラー放送を実施してしましたが、NHKでも前年秋の東京オリンピック中継で培ったカラー中継のノウハウを多分に活かすべく、カラー放送に踏み切る形となりました。
まず、東京オリンピックで初めて使用された分離輝度カラーカメラを導入。実際問題、この時期の日本国内でカラーテレビを保有している家庭はごくごくわずか。ほとんどの家庭では従来のモノクロテレビでの視聴でした。そのため、カラー中継をモノクロテレビで視聴した場合でも、画質が落ちない特徴を持つ分離輝度カメラで撮影した映像がピッタリだったのです。
NHKではこれ以降、東京で開催される3場所(1月、5月、9月)の中継をオールカラー放送することを決定しています。
また、この日より先場所の中継でゲスト解説者として登場した田子ノ浦親方(元関脇・出羽錦)が大変好評だったため、この場所よりレギュラー解説者の一員に加えることを決定。民放局との視聴率戦争に備えたのでした。
さて、記念すべきカラー中継初日を飾った結びの一番では、横綱・大鵬(当時24歳)が小結の玉乃島(当時20歳=のちの51代横綱・玉の海)にうちがけで敗れ、初日黒星を喫する波乱の幕開けとなりました。
参照 : 昭和40年1月9日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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