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【今日は何の日?】1月25日=国鉄上野駅のホームに「負傷スキーヤー専用車」がお目見え(1959年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
66年前の1959(昭和34)年。冬場のレジャーとして、スキー人気が高まるとともに、負傷者も比例してうなぎ上り。1月の負傷者は25日までで、都心からの多くのスキーヤーが行き来する国鉄上野駅の傷病記録簿に記載された数が50人。駅に届け出ないまま帰宅した人も同数いたと推測して、ざっと300人と見られ、前年(58年)の3割増となっていました。
そこで同駅では、荷台車を改造した「負傷スキーヤー専用車」をこの日の夜から運用することにしました。
構造は普通の荷台車に、木製のイスと足をのせる板をつけたもの。係員の仕事は上野駅に到着した列車からタクシーまで静かに運ぶことですが、駅に常備されている13台の担架と一人乗りの手押し車では、大仕事となってしまい、駅員一同で知恵を絞った結果が、荷台車を改造した専用車だったのです。「担架より、ぐっと能率的」と係員も得意顔だったとか。
栄えある(?)第1号の利用者となったのは、米国人の奥さま。ケガの痛みも忘れて「これは面白い!」と、その乗り心地に大喜びだったそうです。
参照 : 昭和34年1月26日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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