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【今日は何の日?】1月27日=ブロックサイン駆使で銀行強盗を逮捕・大森(1973年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
52年前の1973(昭和48)年。午前9時55分ごろ、三菱銀行大森支店(東京・大田区山王2丁目)の相談窓口で、男性行員(30歳)が電話中、突然カウンター内に侵入してきた男が「電話をやめろ!」と言うや、レインコートに隠した刃渡り14.5cmほどの包丁を突きつけました。銀行強盗事件の発生です。
続けて「すぐに10万円を用意しろ!」と脅かしましたが、男性行員はそばのイスに強盗を座らせると、落ち着いた応対に終始して時間を稼いだのです。
実はこの時、男性行員は強盗に襲われた時に、あらかじめ銀行内で決められていたブロックサイン(野球の試合中、監督やコーチがグラウンド内の選手に手や指、動作で知らせる合図)を駆使して、離れた場所にいる総務課長に緊急事態を知らせており、同課長がすぐに100番通報。間もなく警視庁大森署のパトカーが駆けつけ、男は強盗未遂の現行犯で逮捕されたのでした。
強盗が銀行に入ってきたからその間、わずかに10分ほど。その時、銀行内には30人ほどのお客さんがいましたが、あまりに静かに犯行 ⇒ 逮捕となったため、ほとんどの人が強盗事件が起きていること自体に気がつかなかったそうです。
強盗の正体は、自称・台東区在住の元クリーニング店員(34歳)。「遊ぶ金が欲しくて、銀行ならあるだろうと、昨日から計画していた」と犯行動機を供述。この日の朝8時30分ごろ、京浜急行の平和島駅で降り、自販機で買った缶ビール2本をグビグビと飲みながら国鉄大森駅方面へと歩き、目についた同銀行へと押し入ったとか。
逮捕後、男は「100万円出せ、(のつもり)が、あわてて"1万円"と言ってしまったので、10万円と言い直した」と、まったく別角度において犯行を反省していたそうな...。
参照 : 昭和48年1月27日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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