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【今日は何の日?】1月31日=奇跡?ダルマの即売会が大盛況・池袋(1965年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
ちょうど60年前の1965(昭和40)年。東京・池袋の東武百貨店にて1月25日より、極めて「なにげなく」企画、開催されていたダルマの即売会にて、この日までの6日間でなんと1万個以上のダルマを売り尽くしてしまうという珍現象が起きました。
何を開催するにも、企画書の段階で過去の成功事例やら、損をしないための売り上げ見込みなどを出さねばならない現代とは違い、この即売会は限りなく思いつきに近い感じで、百貨店側も大して期待しないまま企画されたものだったそうな。
ところがフタを開けてみると、受験地獄や不況ムードに後押しされる形で、世は知らぬ間にダルマ頼りの"ダルマブーム"が到来していた模様。初日から「合格したら目を入れてあげなきゃね」と高校受験を控えた息子を連れた母親やら、縁起ダルマを大事に抱えて帰る商人夫婦などで売り場は連日の大賑わい。
思わぬ誤算でダルマの仕入れに追われることとなったデパート側では、「ダルマを切らすな!」を合言葉に、都内のみならず埼玉県や山梨県などの産地をせっつきつつ50個、100個と追加のダルマをかき集める始末。
値札をつける間もなく、売れてしまう人気ぶりに「見通しが甘かった...」と笑顔で悩んでいたそうです。「嬉しい悲鳴」とは、まさしくこのことですね。
参照 : 昭和40年2月1日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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