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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/02/03

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【今日は何の日?】2月3日=とんだ節分 ~ 鬼の投げた「たいまつ」で73歳男性が失明・奈良(1971年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

54年前の1971(昭和46)年。夜9時ごろ、法隆寺西円堂(奈良・生駒郡斑鳩町)で行われていた「鬼追い式」で、3人の鬼のうち、1人の鬼が投げた「たいまつ」が見物の群衆の中に飛び込み、42歳男性と73歳男性に直撃。73歳男性は「たいまつ」が左目に突き刺さり失明、42歳男性は右額に2週間の火傷を負う事故が起きました。

鬼追い式は法隆寺西円堂修二会結願の日の行事。光明皇后(聖武天皇の妻)の母である橘夫人(藤原不比等の妻)の本願で、養老2(718)年 に創建された西円堂に残る「寺要日記」によりますと、弘長元(1261)年に始まったという由緒正しき行事です。

鬼が投げた「たいまつ」の火の粉をかぶると、その1年間は無病息災という言い伝えから、集まった群衆たちが競い合うように火の粉にあたろうとするため、異様なまでの活気を帯びることで知られています。

この年は警備にあたる奈良県警郡山署から、あらかじめ鬼に扮する岡本地区の人たちに「酒を飲むこと」と「たいまつを投げないこと」が厳しく警告されていましたが、すでに酒を飲んでいた鬼が、約1mの「たいまつ」を約1,500人の群衆めがけて投げ込んでしまい、身動きの取れない状態にあった2人に直撃してしまったとのことです。

こうした古来よりの伝統行事には、とかく危険がつきものですが、"鬼の不始末"によって、とんだ節分となってしまいました...。

 参照 : 昭和46年2月4日付の毎日新聞朝刊

       文 / 高木圭介


 

 

 


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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