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【今日は何の日?】2月5日=ニホンザルの夫婦が子ザルを置いて脱走騒ぎ・板橋区(1968年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
57年前の1968(昭和43)年。午後2時ごろ、東京・板橋区立東板橋公園(板橋区板橋3丁目)の南隅にある動物園のオリから、ニホンザルの夫婦が子ザル1匹を残して脱走しました。
警視庁板橋署の調べによりますと、公園のオリはタテ2m、横3m、高さ2mの鉄製。オリの裏側にあるタテ50cm、横40cmほどの木製扉が腐っていたため開いてしまったことが、脱走の原因と見られています。
母ザルは間もなく、飼育係がオリの中へと投げ込んだミカンにつられて戻ってきましたが、6才になる父ザル・タローは民家の屋根づたいにスイスイと逃げ続け、板橋署や板橋区役所の土木課職員ら60人の包囲網を尻目に、屋根の上から高みの見物。
板橋区役所では広報車を出動させ、「危ないから窓を閉めて家の中にいてください!」と付近住民にスピーカーで注意喚起しました。
いつもタローを可愛がっている公園管理人の妻(61歳)が好物のバナナを差し出したものの知らん顔...。知らせを聞いて上野動物園から駆けつけた飼育係6人が網を持って屋根へとのぼり、タローに近づくと、クルリと身をひるがえしてさらに逃走。その間、タローを取り押さえようとした板橋署の巡査男性(22歳)が左手を噛まれ、2週間のケガを負いました。
ついに区役所では地元猟友会のハンター3人に依頼して、タローの射殺まで検討し始めましたが、午後4時30分ごろに板橋区加賀2丁目の民家の玄関脇に追い詰め、タローがうずくまっていたところを、ようやく捕獲に成功しました。
約140分の逃亡劇から、再び東板橋公園に連れ戻されたタローは、おしおきの意味で、しばらく妻子と別々のオリに入れられることになったそうです...。
参照 : 昭和43年2月6日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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