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【今日は何の日?】2月6日=東京の電話局番オール3桁一斉切り替えの記念式典が行われる(1960年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
65年前の1960(昭和35)年。東京の電話局番をオール3桁へと一斉に切り替える記念式典が、この日の深夜11時10分より霞ヶ関電話局(東京・千代田区内幸町1丁目)にて行われました。
この時期、電話加入者が急激に増加。それまでの2桁を3桁へと増やすことで、62万本で行き詰っていた東京の局番不足を解消し、架設能力を一気に10倍までハネ上がらせることが目的です。これにより"マンモス都市"東京も、いよいよ米ニューヨークや英ロンドンと並ぶ大都市の仲間入りと沸き立っていました。
以前から3桁だった地区はそのまま。たとえば、新宿地区ならばそれまで「36」だった局番が、新たに「361」となり、これまでの局番の末尾に「1」を付け加える方式です。東京にある96ある電話局のうち、63局が3桁へと移行しました。
霞ヶ関電話局4階に設置された「切り替え実施本部」では、電電公社(現・NTTグループ)の大橋八郎総裁をはじめ、関係者約250人が集結。会場正面に「指令ベル台」が作られ、各電話局へと通ずる指令拡声装置と専用電話線が設備され、東京通信局吹奏楽団が奏でる『のびゆく電報、電話』 のメロディに包まれる中、3桁移行の定刻となる2月7日の深夜0時ピッタリに、東京電気通信局の辻正局長が指令席のベルを押しました。
指令と同時に、都内50の電話局で約1,000の職員がペンチ片手に古い配線をプッツリと切断。約15分間にてオール3桁へとの移行が完了したのでした。
参照 : 昭和35年2月7日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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