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【今日は何の日?】2月14日=32歳・呪いの女が逮捕される・青森市(1978年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
47年前の1978(昭和53)年。今日、バレンタインデーは昭和時代の日本国内で、女性から男性へと「愛の告白」をする日として親しまれてきました。
ところがこの日、恋人が別の女性と結婚したことを恨んだ32歳の女が、2年半にもわたり恨みの手紙200通、無言電話3,500回のほか、五寸釘を打ちつけた呪いのワラ人形を男性宅の玄関先に吊るすなどの嫌がらせを続け、青森県警弘前署に脅しの疑いで逮捕されました。
この女は青森市浪館前田に住む会社員。高校時代の同級生であり恋人だったAさん(青森市在住・32歳)が、73(昭和48)年4月に別の女性と結婚したのを恨み、75(昭和50)年8月からこの年2月10日までの約2年半にわたり、Aさん夫妻あてに「奥さんを恨む」などと書いた手紙やハガキを約200通も出していました。それも毎度「四」や「九」がつく日付を選んで投函していたという"念"の込めようです。
そのほか、五寸釘を打ちつけたワラ人形をAさん宅の玄関に吊るしたり、嫌がらせの無言電話を多い時で1日に10回、総計で3,500回もかけてAさん夫妻を脅し続けたのです。
女はAさん夫妻が77(昭和52)年5月に弘前市から青森市へと引っ越したこと知ると、興信所を使ってAさんの新住所を突き止めたうえ、自らも青森市内へと転居。マンションで一人暮らししつつコツコツと嫌がらせを続けたのでした。
思い余ったAさんからの届け出により、弘前署は電話の逆探知を試みましたが、毎回2~3秒で切れてしまうため探知できず...。また手紙やハガキも用意周到に手袋をしたうえで、定規を使って文字が書かれていたため、指紋採取や筆跡鑑定もできず、なかなか逮捕に至りませんでした。
調べに対し女は「Aさんは結婚を約束してくれていた。それなのにAさんを奪った奥さんが憎かった」と自供していたそうです。
参照 : 昭和53年2月15日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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