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【今日は何の日?】2月19日=善意のリレーで大学受験の願書がセーフ!(1965年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
ちょうど60年前の1965(昭和40)年。受験生がうっかり、封筒に入れ忘れてしまった大学受験の願書が、国鉄の車掌さんと車内販売嬢による"善意のリレー"により、無事に出願の締め切りに間に合うという出来事がありました。
うっかりしてしまったのは鳥取県立東高校3年のA君(18歳)。福井大学工学部を受験するために、願書を郵送しましたが、出願締め切り(2月20日)の前日になって、大学側から「肝心の願書が入っておりませんが...」という電話連絡が入ります。
びっくり仰天したA君は、すぐに速達で願書を送ろうとしましたが、降雪で交通が遮断される心配もあるこの季節、たとえ速達とて鳥取から福井まで確実に翌日中に届くという保証はありません...。
そこでA君は前年(64年)12月1日より、運行が始まった山陰地方と北陸地方を結ぶ急行あさしお(金沢~出雲市間)の存在を思い出します。
すぐに鳥取駅へと駆けつけたA君は同列車の車掌さん(38歳)に事情を話しては泣きつき、願書を託します。願書を乗せた急行あさしおは午前11時31分に鳥取駅を発車。日本海沿いをを北上して夕方5時40分に福井駅に到着します。
願書はここで下車する車内販売嬢(18歳)へと託され、福井駅構内の郵便ポストへと投函。無事に締め切りに間に合う運びとなりました。
美談ですが、A君が福井大学に合格したかどうか?までは不明です。
参照 : 昭和40年2月20日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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