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【今日は何の日?】2月21日=警視庁中庭で井戸の掘り抜き作業がスタート(1964年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
61年前の1964(昭和39)年。パトカーなどがギッシリと並ぶ警視庁(東京・千代田区霞が関2丁目)の中庭で、この日より高さ10数mのヤグラが組まれ、地下水をくみ上げる井戸の"掘り抜き作業"が始まりました。
10月に東京オリンピック開催を控えたこの年、首都圏は深刻な水不足に陥っていました。通常の建物でも飲料水や生活用水の確保に悩まされる中、それらのほかに現場写真の処理や、科学捜査の実験用水などなど、意外なほど水の使用量が多いのが警視庁だったのです。
それらに事欠いていた警視庁では、1階から5階までの各トイレで、用を足した後に特設のドラム缶から、いちいち水をくんでは排泄物を流していました。そんなわずらわしさを強いられていたのは、霞が関官庁街でも警視庁だけだったそうです。
そこで水道がダメなら......と約900万円を奮発して中庭に新たに深さ120mもの井戸を着工。日に130トンもの水を屋上の貯水槽へとくみ上げ、4月中にも給水可能となる見込みです。
これにて水不足も一件落着!...と、井戸水をガブ飲みしたいところですが、予算的な問題で「ろ過装置」までは手が回らず、これらの水は飲用不可だったそうです。
参照 : 昭和39年2月22日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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