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【今日は何の日?】2月27日=国鉄宮古線が待望の開通(1972年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
53年前の1972(昭和47)年。岩手県の宮古市と同県下閉伊郡(しもへいぐん)の田老町(現・宮古市)を結ぶ国鉄の宮古線(宮古~田老間の12.8km)がついに完成。日本中の注目が「あさま山荘事件」(2月28日に終結)に集中する中、喜びの開通式が行われました。
この路線は青森県と宮城県を結ぶ三陸縦貫鉄道の一部。その計画は古く、1922(大正11)年に工事予定線になったものの、戦争などの影響で長くお蔵入りとなっていたのです。67(昭和42)年となって、工費32億円でようやく着工し、晴れてこの日を迎えたのでした。
途中の6km以上は「トンネルの中」というモグラ路線で、100円の収益をあげるのに400円も経費がかかると言われる国鉄時代ならでは典型的な赤字ローカル線と目されての開通でした。それでも人口が減るばかりで、頼みの綱であった銅鉱山も前年(71年)末のドルショックにより閉山したばかりと、沈んでいた地元・田老町にとっては、大きな朗報だったのです。
宮古線の開通をきっかけに、陸中国立公園の自然美をアピールし、観光客の誘致をしようと地元は皮算用で満々だったそうです。
同路線は84(昭和59)年の第三セクターへの転換を経て、現在は三陸鉄道リアス線(北リアス線)として親しまれています。
参照 : 昭和47年2月28日付読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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