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【今日は何の日?】3月5日=地下鉄工事現場専門の鉄材泥棒が捕まる・杉並区(1961年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
64年前の1961(昭和36)年。営団地下鉄荻窪線(現・東京メトロ丸ノ内線)の工事現場を専門に、レールなどの鉄材を片っ端から盗んでいた一味12人が、この日の朝までに警視庁杉並署に全員逮捕されました。
犯人はいずれも新宿区柏木2丁目(現・北新宿2丁目)の運送店で働く運転手と助手。主犯格は22歳と21歳の男でした。
調べによりますと、泥棒一味は1月14日の午後6時ごろ、杉並区高円寺2丁目(現・高円寺南1丁目)の工事現場、現在の東高円寺駅周辺の地下鉄工事現場から、レール、鉄材を約2トン(14万円相当)を盗み出し、捕まるまでに60件(200万円相当)もの盗みを働き、それを1/10ほどの値段で売りさばいていました。
運送会社で働くだけあり、工事現場には精通する一味の手口は単純にして、盲点を突いたもの。 作業中の現場に堂々と大型トラックで乗りつけては、「ご苦労さん!」などと愛想をふりまきつつ、重い鉄材を運び出し、トラックへと積み込んで盗み出すというものでした。
あまりに堂々としているため、他の作業員たちも、てっきり別の下請け業者だとばかり思い込み、まさか泥棒だとは思わなかったそうです。
片っ端からレールが盗まれてしまう窃盗事件により、荻窪線の工期はかなりの遅れが出てしまい、新中野~南阿佐ヶ谷間が開通したのは同年11月1日のことでした。
参照 : 昭和36年3月5日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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