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【今日は何の日?】3月9日=江戸時代そのままの寄席が再現される・根津(1975年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
ちょうど半世紀前の1975(昭和50)年。古い庶民の街の面影残る東京・文京区根津の宮永会館にて、江戸時代そのままの寄席が再現。会場には約100人の落語ファンが詰めかけました。
きっかけは上野の鈴本演芸場がビルの中に入るなど、だんだんと情緒が薄くなっていく寄席演芸にあきたらぬ落語愛好家にして、小料理屋を経営する山本保彦さん(43歳)が、新たに寄席を立ち上げることを思い立ったことでした。
これに寄席評論家の小島貞二さんが賛同し、「山口百恵を守る会」で話題となっていた東大落研グループも加わり、奇数月の第二日曜日に江戸情緒を残した寄席が開催される運びに。そして、この日が第1回目となったのです。
現代寄席とのもっとも大きな違いは、電気照明を使用せず、江戸時代と同じく高座には燭台にロウソクを2本だけ立て、角火鉢に鉄瓶が置かれたスタイルです。
江戸時代の寄席で、中入りで行われていたクジ売りの後に、春風亭枝雀さん(七代目=当時75歳)と林家正蔵さん(八代目=当時79歳)がご機嫌伺。正蔵さんは時が経つうちに長くなったロウソクの芯を杉の箸で切り、角火鉢の中へと捨てて見せながら、江戸落語の大ネタ「火事息子」をじっくり聴かせたそうです。
参照 : 昭和50年3月10日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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