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【今日は何の日?】3月10日=お守りとおみくじの国産トップメーカーが倒産・水戸(1975年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
ちょうど半世紀前の1975(昭和50)年。全国の有名な神社仏閣のお守り札やおみくじを生産していた業界のトップメーカー・株式会社日本工芸(本社・茨城県水戸市中丸町)が、この日までに不渡りを出して倒産しました。
同社は明治神宮や出雲大社をはじめ、最近では沖縄県やハワイからも注文を受け、お得意先の社寺が約1,500もあるという、おみくじ業界のトップメーカーでした。人手のかからない大量販売を目指して、お札の自動販売機を下請けに作らせるなどのアイデア商法を展開し、一時は年商5億5,000万円を上げる優良企業として、その名を知られていました。
帝国興信所の調べによりますと、73(昭和48)年末からレストランやショッピングセンターの経営にまで手を広げたのが、つまづきの始まりとなったとか。さらに不景気によって神頼みの祈願者が増えることを見越し、新工場を作ったものの、自らがその不景気に飲み込まれる形となってしまい、資金繰りがつかなくなってしまったそうな...。
参照 : 昭和50年3月10日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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