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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/03/12

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【今日は何の日?】3月12日=京成名物「行商専用電車」がラスト運転(1982年)/ 雑学ネタ帳

03月12日(京成特急).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

43年前の1982(昭和57)年。33年間にわたり、千葉県の産地直送野菜を担ぐ"行商おばさん"を乗せて運転していた京成電鉄名物の行商専用電車京成成田~京成上野間)が廃止されることとなり、朝8時10分に最終電車(4両編成)が京成成田駅を出発しました。

専用電車の運転がスタートしたのは戦後間もない49(昭和24)年夏のこと。当時は千葉・佐倉地区のおばさんたち約3,000人が東京の下町へと野菜を売りに行くのに利用していたため、京成成田~京成上野間を1日に3~4往復運転。しかし、ここ数年は1日に上り電車1本のみの運転となっていました。

赤字経営に悩む京成側では、79(昭和54)年暮れに、行商専用電車の全面廃止方針を打ち出したものの、おばさんたちが作る京成物産販売組合が「行商者の生活権を奪うのか!」と猛烈に反対。以降、京成側と組合側の話し合いが続くものの、話はどこまでいっても平行線...。合意点が見出せないまま、この2年ほどは渋々と運行していたそうな。

82(昭和57)年に入ると、京成側は車両の車検期限切れを理由に再び全面廃止案を組合側に提示したものの、これまた平行線に。そこで京成側は一般通勤電車2本の各6両のうち、最後尾の1両を行商者優先車両とする折衷案を提示します。3月5日となって組合側が了承し、ようやく行商専用電車の廃止 ⇒ 行商専用車両の設置が正式決定しました。

そんな行商専用車両も、時代の流れ、物流の変化に伴い徐々に利用者が減り、2013(平成25)年3月に廃止となりました。

 参照 : 昭和57年3月12日付の毎日新聞夕刊

          文 / 高木圭介

      


 

 

 


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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