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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/03/14

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【今日は何の日?】3月14日=西鉄ライオンズのルーキーが練習中に死亡・福岡(1969年)/ 雑学ネタ帳

03月14日(西鉄ライオンズ).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

56年前の1969(昭和44)年。夜9時ごろ、プロ野球西鉄ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)の百道寮(福岡市西新町百道=現・早良区)雨天練習場にて、バッティング投手を務めていたルーキー・宇佐美和雄投手(当時18歳)が、同じく新入団のルーキー・春日一平捕手(当時17歳)の打球を胸に受けて倒れました。

寮にいた他の選手がすぐに救急車を呼び、その場で人工呼吸酸素吸入を続けましたが、30分後、宇佐美投手は帰らぬ人となってしまいました。

この日は夜9時ごろから自主トレを始め、練習開始から10分後、春日選手のライナー性の当たりが防備ネットの低くなった部分から飛び出し、グラブをかすめる形で宇佐美投手の胸に直撃。球団側の話によりますと、夜の打撃練習では通常、バッティングマシンを使用していますが、この時は宇佐美投手が肩慣らしもつもりで投球していたそうです。

防備ネットは高さ2mほどの正方形で、投げ込み口があいた形となっています。投手は投球後にネットのかげに身体を避けるものですが、この時、宇佐美投手が打球を捕球しようとしていたとか。打球は心臓部を直撃しており、手当てにあたった福岡記念病院の医師は「心臓麻痺に似た症状の外傷性ショック死」と診断しています。

春日選手は「倒れてから2回、宇佐美君は立ち上がったが、救急車が着いた時には息も絶え絶えだった。すまない。同じ新入団で励まし合っていたのに...」とショックを隠せず。

亡くなった宇佐美投手は千葉県出身。木更津中央高校(現・木更津総合高校)時代には甲子園出場こそかなわなかったものの、在学中に2度もノーヒットノーランを達成しており、「関東屈指の速球投手」として将来を期待されていました。

前年(68年)11月のドラフト会議では、3位指名で西鉄に入団。1位指名の東尾修投手(和歌山・箕島高)、2位指名の乗替寿好投手(福井・若狭高) と並び、「西鉄の三羽烏」と大きな期待を寄せられていた矢先の悲報でした。
 
突然の悲報に西鉄の中西太監督(※選手兼=当時35歳))は「事故を聞いて本当にびっくりした。今年入団して張り切っていただけに、かわいそうなことをした。宇佐美選手は素質も充分で将来はライオンズを背負って立つ選手になると信じていたのに...」と声を震わせていました。 

 参照 : 昭和44年3月15日付読売新聞朝刊

       文 / 高木圭介


 

 

 


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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