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【今日は何の日?】3月19日=多摩川に田園都市線の新鉄橋が完成(1966年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
59年前の1966(昭和41)年。東急田園都市線の二子玉川園駅(現・二子玉川=東京都世田谷区)~二子新地駅間を流れる多摩川に、鉄道専用の新鉄橋(441m)が完成。この日の始発電車より、電車はこの新鉄橋の上を走行することに。総工費は4億5,700万円でした。
前夜の終電まで、田園都市線はすぐ隣の上流にかかる二子橋(国道246号)に敷かれた単線の線路を、1日に3万台が走る自動車と並んでノロノロ運転で走行していましたが、しばし発生しては問題視されていた電車と自動車の接触事故も、これにて解消されることとなったのです。
その歴史は大正時代にまでさかのぼります。関東大震災(1923年)後における郊外の人口増、そして多摩丘陵や相模原方面でしばし演習を実施していた陸軍への物資輸送の面からも、二子橋架橋の機運が高まり、100年前の1925(大正14)年に二子橋が完成。その際に玉川電気鉄道(のちに東急に吸収)が建設費の3割弱を負担し、二子橋は当初から鉄道と自動車、徒歩で渡る人が併用する橋として利用されてきました。
戦後もその状態が続いていたものの、64(昭和39)年の東京オリンピック前後から、世田谷区周辺や川崎市側、さらにその先の横浜市や町田市の急激な人口増、また自動車の爆発的な増加に伴い、電車が自動車と並んで二子橋を走行するのも困難な時代へと突入。4月1日から田園都市線が溝の口駅から先、長津田駅まで延伸されることに合わせて、鉄道専用橋の建設が急がれていたのでした。
現在、複々線となった同橋の上をスムーズに通過していく田園都市線や大井町線が多くの乗客を大量輸送している風景からすると、にわか信じられないような話ですね。
参照 : 昭和41年3月19日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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