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【今日は何の日?】3月23日=昭和天皇がきっかけでマンホール泥棒が逮捕・戸山(1957年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
68年前の1957(昭和32)年。学習院戸山校では、3月25日に行われる卒業式に天皇陛下(昭和天皇)をお迎えするあたり、この日の朝から警視庁早稲田署(※現在は牛込署に統合)の署長らが、校内で下検分(下見)を行っていました。
その最中、中等部の裏手付近で地中からマンホールのフタを掘り出している男とバッタリ。見るからに...というよりは、その行動からしてもう怪しすぎます。
男はあわてて、すぐお隣の戸山ハイツへと逃げ込みましたが、ガケの上に立ちつつ下検分していた署長からその行動は丸見え。男の姿は手に取るようにわかってしまうため、「あっちだ!」「今度はこっちだ!」と同行した刑事たちに的確に指令。早稲田署員100人が警備中の国立第一病院グラウンドへと追い込んで、男は難なく御用となりました。
この男は山梨県生まれで住所不定の32歳。これまでに前科4犯を重ねていたツワモノでした。掘り起こしていたマンホールのフタは、前日(3月22日)に盗んだモノでしたが、あまりの重さに運ぶのがおっくうとなってしまい、学習院の構内に埋めておき、翌日また掘り返そうと企んでいたのです。
天皇陛下の来訪をきっかけとする下検分と、盗んだマンホールの回収日が重なったことで逮捕された男は「骨惜しみはするもんじゃねェ...」と、すっかりうなだれていたとか。ベンジャミン・フランクリンによる有名な格言「今日できることを明日に延ばすな」が、さぞや身に染みたことでしょう。
参照 : 昭和32年3月24日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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