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【今日は何の日?】3月24日=小学校の天井裏に4か月以上住んでいた泥棒が逮捕・浦和(1959年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
66年前の1959(昭和34)年。小学校の天井裏に4か月以上も住み続け、泥棒稼業を続けていた男がこの日の夜、住居侵入の現行犯で埼玉県警浦和署に逮捕されました。
男は新潟・岩船郡朝日村(現・村上市)生まれ。住所不定の元自動車運転手(24歳)。福島県や徳島県の発電所工事現場で特殊自動車の運転手をしていましたが、前年(58年)10月に退職して上京。11月に埼玉・浦和市(現・さいたま市)にやってきましたが、お金を使い果てしてしまったことから泥棒稼業へと転じました。
ある夜、浦和市立南浦和小学校に忍び込んだところ、西側校舎出入口の天井が破れていたため、そこから内部へと侵入し、壁と壁との間に小さく区切られた約3平方mほどの空間を発見。そこに住み着いてしまったのでした。
男は小学生が授業を受けている昼間は寝て過ごし、夜になると小学校を抜け出しては泥棒稼業にいそしみました。天井裏では電灯線からコードを引いて電熱器を使ったり、豆ランプをつけて読書に励みます。そこには六法全書をはじめ、多数の本が揃えられていたそうな。同小学校では目立つようなモノは盗まず、静かに過ごしていたため、教職員たちも4か月以上も天井裏に住人がいたことに気がつきませんでした。
夜になると活発に動き出し、前年11月中旬に近所の土建会社からカメラを盗んだのをはじめ、付近の県立浦和商業高校、白幡中学、岸町小学校、埼玉労働基準局などを荒らし回り、電熱器やラジオのほか、レインコートやワイシャツなどの衣料品から、米や味噌、しょう油など生活用品のほとんどを盗品でまかない続けていました。
天井裏で六法全書を読みふけっていた成果か? 逮捕後も黙秘権を行使して警察を手こずらせましたが、4月12日になって、ようやく自供をはじめ、判明した分だけでも約50件、総額70万円もの盗みを働いていたそうです。
参照 : 昭和34年4月13日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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