#4月1日#JR東日本#今日は何の日?#千葉県#国鉄#国鉄武蔵野線#埼玉県#府中本町駅#新松戸駅#昭和48年#東京都#武蔵野線#第二山手線#自動改札#貨物輸送
【今日は何の日?】4月1日=国鉄武蔵野線が開通・府中本町~新松戸間(1973年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
52年前の1973(昭和48)年。東京都下と埼玉、千葉の両県を弓状に結び、「第二の山手線」として期待が高まる国鉄(現・JR東日本)武蔵野線が、府中本町~新松戸間の57.5km区間で開通。この日の始発電車より営業開始しました。
まだ現在のように沿線に人口は多くなく、のどかな武蔵野の風景の中に線路が敷かれた形です。乗客用の途中駅は東京都が北府中、西国分寺、新小平、新秋津の4駅。埼玉県が東所沢、新座、北朝霞、西浦和、南浦和、東浦和、東川口、南越谷、吉川、三郷の9駅。千葉県が南流山と1駅で計15駅となります。このうち北府中駅と南浦和駅以外は、すべて新駅としてこの日にオープン。そのうち12駅では当時、まだ珍しかった自動改札が導入されています。
もともとは旅客用というよりは山手貨物線に代わる貨物輸送を目的とした新線だったため、まだ少なかった乗客よりも貨物輸送が優先。そのため乗客を乗せた電車の運転間隔は、朝のラッシュ時で約15分、夕方で約20分、その他の時間帯は約40分に1本というものでした。
この開通とともに国鉄の京浜東北線、中央線、常磐線、南武線、西武池袋線と接続し、都心へのアクセスの良さから徐々に人気路線となり、武蔵野線の開通に合わせて宅地開発も進み、沿線の人口は爆発的に増え続けることとなったのでした。
この日は下りの始発駅・新松戸と、上りの始発駅・府中本町でそれぞれ早朝に出発式が行われ、泊まり込みの鉄道マニアたちが駆けつけ写真撮影。府中本町駅では早朝5時30分すぎに6両編成の一番列車が3番ホームへと入り、約800人もの鉄道ファンに見守られつつテープカット、クス玉が割られるとともに「鉄道唱歌」の演奏に見送られて出発。
ところが順風満帆とばかりにはいきません。午後2時前に東浦和駅を出発した電車は、どういうわけか?ドアが閉まらなくなってしまい、開通早々に故障電車と化し、ドアの代わりにプロレスやボクシングのリングよろしく、ロープが張られた形で南浦和駅まで走行するアクシデントに見舞われたのでした。
参照 : 昭和48年3月31日付の読売新聞夕刊、4月1日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
SNSシェア
介護のみらいラボ編集部コメント
高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。