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【今日は何の日?】4月4日=日本童謡の祖・本居長世の記念碑が除幕式・目黒(1985年)/ 雑学ネタ帳

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ちょうど40年前の1985(昭和60)年。「七つの子」「赤い靴」「青い目の人形」など数々の童謡を作曲し、"日本童謡の祖"と呼ばれた作曲家・本居長世(もとおり・ながよ)さんの生誕百年記念碑が東京・目黒不動尊(目黒区下目黒)境内に完成。本居さんの100回目の誕生日にあたるこの日の午前、除幕式が行われました。
完成した碑は高さ1.5mの御影石製。本居さんのもとで歌を習った言語学者・金田一春彦さんの筆により「作曲家 本居長世の碑」と刻まれ、弟子にあたる歌手・藤山一郎さん(同記念碑建設実行委員会名誉会長)手書きによる「十五夜お月さん」の楽譜が彫り込まれています。
本居さんは1885(明治18)年4月4日、東京・下谷に誕生。1909(明治42)年、上野の東京音楽学校(現・東京藝術大学音楽学部)ピアノ科を卒業後、同校助教授となり、西欧の音階と日本のわらべ歌の音階を巧みに取り入れ、歌いやすく新しい童謡を次々と作曲。
記念碑の建設は藤山さんや金田一さんが関係者に呼びかけ、約800万円の建設費を集めたもので、終戦直後の45(昭和20)年10月、60歳で亡くなった本居さんが生前に住んでいた場所に隣接した目黒不動尊の境内に作られることとなったものです。
除幕式には藤山さんをはじめ約300人が出席。本居さんの曾孫にあたる菱倉宜子ちゃん(10歳)らによる除幕後、出席者全員で代表作の「十五夜お月さん」を合唱。三浦朱門文化庁長官らが祝辞を述べました。藤山さんは「ここを童謡の里として、童謡の復活に心をよせてほしい」と話していたそうです。
参照 : 昭和60年4月4日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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