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【今日は何の日?】4月12日=小川の表面が800mにわたり突如燃え上がる・東京都板橋区(1959年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
66年前の1959(昭和34)年。朝7時50分ごろ、東京・板橋区志村中台町(現・中台)の主婦が、自宅裏を流れる幅1.5mほどの小川のそばでゴミを焼いていたところ、突如として小川の表面が燃え上がり、炎は約800mにわたって水面の上に広がりました。
驚いた付近の住民らが総出で消火にあたり、火はすぐに消し止められ、民家などへと燃え移ることはありませんでしたが、小川のほとりで遊んでいた3歳の坊やが頭、顔、両手に約1週間の火傷を負いました。
なぜ、川面が燃え出したのか? 警視庁志村署の調べによりますと、上流にある理研ビタミン油株式会社(現・理研ビタミン)の工場で、エーテル、石けん液、メタノールの混合液の加熱作業中だった工員の男性が、朝食のため温度調整を忘れ、加熱したままの混合液500立方mを小川に流してしまったことが原因。そこにゴミを燃やしていた火が燃え移り、一気に川面が燃え上がったそうです。
川への混合液の垂れ流し、住宅街でのゴミ焼却など、現在では法的にも許されない行為ばかりですが、昔は自由だった反面、常にこうした危険と隣り合わせだったことがわかりますね。
参照 : 昭和34年4月12日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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