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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/06/05

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【今日は何の日?】6月5日=第二京浜で連続3件のスリップ事故・大田区馬込(1967年) / 雑学ネタ帳

06月05日(西馬込駅).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

58年前の1967(昭和42)年。東京・品川区西五反田から横浜市神奈川区までを縦断する第二京浜国道大田区馬込付近でこの時期、雨が降るたびに自動車のスリップ事故が多発。この日は朝から2人が重軽傷を負う三重追突事故など、3件ものスリップ事故が発生しました。

この原因は"鉄板道路"。この時期、大田区内の第二京浜は都営地下鉄(現・都営浅草線=泉岳寺~西馬込間は68年11月に開通)の工事のため、車道の全面が鉄板敷きとなっていたのでした。その鉄板の滑り止め用のギザギザがことのほか浅かったため、スリップ事故が多発していたのでした。

この日はまず午前9時30分ごろ、南馬込5丁目の通称・皆川交差点小型ダンプカーがブレーキをかけたところスリップし、前の車をよけようとハンドルを切った途端、前から来た乗用車に接触。ダンプはさらに左にハンドルを切ったため、前に止まっていた小型トラックに追突。接触された乗用車も追突の反動で、左側に止まっていたトラックにぶつかるという三重衝突事故に...。

この事故から30分後には現場から1kmほど離れた同じく鉄板道路で、2件のスリップ追突事故が発生。さる5月30日にもにわか雨の際に、ほぼ同じ場所でわずか20分の間に4件13台のスリップ事故が発生していました。

警視庁池上署では、この5月30日の事故後に工事責任者である東京都交通局に対し、交差点など危険箇所には鉄板の上にアスファルトなどの滑り止めを取りつけるよう警告しており、6月6日にも東京都交通局、工事業者、警察による事故防止検討会を開く予定となっていましたが、その前日に3連続事故が起きてしまったことになります。

 参照 : 昭和42年6月5日付の読売新聞夕刊 

                     文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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