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【今日は何の日?】7月12日=学年主任が校舎3階から迷い犬をポイ捨て・埼玉(1979年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
46年前の1979(昭和54)年。ホームルーム中の中学校教室に迷い込んできた可愛い犬を教師が捕まえ、生徒の目前で窓から約10m下の校庭へと投げ捨てるというショッキングな出来事がありました。
埼玉・北足立郡吹上町(現・鴻巣市)の町立吹上中学校(現・鴻巣市立吹上中学校=生徒数850人)での出来事です。朝8時30分ごろのHR中、鉄筋3階建ての校舎3階にある1年6組の教室に、首輪をつけた体長75cmほどのおとなしそうな犬が迷い込んできました。当時は登校中の生徒がイタズラ半分で近所の犬を学校へと連れてきてしまったり、野良犬が子どもたちに付いて迷い込んで来ることなど、案外とこういったことが多かったのです。
担任の教師が犬を廊下に出そうとしていたところ、校内を巡視して歩いていた学年主任の男性教諭(41歳)が、キャンキャンと鳴く犬の首根っこをつかむや、なんと廊下の窓から約10m下の中庭へと放り投げてしまったのでした。
地面に叩きつけられた犬はその場で倒れ、哀れそのまま動かなくなってしまったのです。
この恐るべき光景を1階教室から目撃していた3年の生徒が騒ぎ出し、あまりの残虐さに生徒数人が抗議。1時間目の授業をボイコットし、倒れたままの犬を見守りました。2時間目が始まる前には、騒ぎを聞いた近所の主婦らも駆けつけ学校側に抗議。事態を知った校長が他の先生に指示し、10kmほど離れた鴻巣市内の動物病院へと犬を運び込んだところ、前足2本を折る2か月の重傷でした。
校長から事情聴取を受けた学年主任は「(犬に噛みつかれて)生徒にケガでもさせてはいけないので、とっさの判断からやった。犬だから3階から投げても大丈夫だと思った。しかし、教育上の配慮が欠けていた」と反省。しかし、おさまらない一部の保護者や生徒は吹上町の教育委員会に抗議電話をかけるなど、学年主任の処分をせまっていました。
動物病院の話によると、投げ捨てられた犬はメスで、耳と尾が茶色、他は白色の雑種。生徒たちは飼い主を探しつつ、同校の用務員室に持ち寄ったゴザをベッド代わりにして、傷ついた犬を見守ったそうです。
参照 : 昭和54年7月14日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ プロ野球・野村克也(南海)が国内初の400号ホームランを記録(1970年)
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