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【今日は何の日?】8月3日=荒療治のニセ歯医者が捕まる・江東区(1966年)/ 雑学ネタ帳
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58年前の1966(昭和41)年。3年間半もの間、モグリで歯医者を開業していた男が、あまりの荒療治ぶりで近所で評判となり、ついにニセ歯医者であることがバレ、警視庁深川署に歯科医師法違反の疑いで逮捕されました。
男は東京・江東区深川高橋5丁目(現・森下)で歯科医院を開業していた40歳。調べによりますと、男は栃木県内の小学校を卒業後、31(昭和6)年に上京。都内や千葉県内の歯科医院に住み込み、助手や技工士を務めつつ腕を磨きます。そして52(昭和27)年6月、同地に家を建てたのと同時に、自宅に器具を買い込み、正式な歯科医師を迎え入れて歯科医院を開業します。自分はその助手を務めていました。
ところが、63(昭和38)年1月にその歯科医師が退職。その後は、なんと男が無資格のまま診療を引き継ぎ、のべ1,834人の患者から、432万円を稼ぎ出していた疑いです。
正規の歯科医がいなくなった後は、ごく普通の虫歯にも関わらず「歯槽膿漏」と診断して、一度に8本の歯を抜いてしまうなどの荒療治を繰り返していたため、近所でも「あの歯医者に行くと、滅多やたらに歯を抜かれる」と評判となり、患者の一人が深川署に訴えたことで、モグリであることがバレてしまったそうです。
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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