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職場・悩み 悩み相談 2021/06/08
介護士ブロガーたんたんさんが回答!お悩みQ&A

#たんたん#ストレス#職場#転職#新人#新人教育#深井竜次#人間関係

介護の悩み相談 第19回 新人の介護職員との人間関係が悪いですが、どうしたらいいのでしょうか?

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質問:5年目の中堅介護職です。今年の新卒職員の教育係になりましたが、コミュニケーションがうまくいきません

今の施設に勤めて5年目の介護福祉士です。職場で中堅となり、今年入社した新人の教育係になりました。
私は25歳でその新人は20歳。年が近くて、新人も相談しやすいだろうということで教育係になったんですが、相手は自分に心を開きません。自分から相談することはないですし、困った様子だったので声をかけても「大丈夫です」と返されてしまう始末です。
教育係として新人のために色々してあげたいのですが、コミュニケーションに苦戦して、十分に教育ができていないのが現状です。

上司に教育係として期待されていることもあって、関係作りが上手くいかないことで焦りを感じています。 私のコミュニケーション能力の低さや教え方が下手くそということもあるかもしれませんが、新人側にもある程度は私を受け入れて欲しいと思っています。どうすれば新人教育がスムーズにいくのでしょうか?

答え:新人指導の方針を見直したほうがいいです

相談者さんは通常の仕事に加えて、新人の指導という業務を抱えて心身ともに疲弊しています。
新人指導に関して「教育担当」を付けて指導をさせる施設が多いとは思いますが、その方法だと特定の職員に負担が集中してしまいます。

なのでこの問題は相談者さんの資質の問題というよりかは業務の仕組みの問題ではないか?と思っております。

例えば新人指導の担当の職員を複数人にするとか、そもそも新人指導に担当を作らずに、職員全体で指導をするという方法もあります。
こういった複数の職員で教育を担当する事で、負担の分散にもなりますし多くの職員からスキルと知識を得る事ができます。

また相性の問題は相手側の感情の問題もありますので、相談者さんの努力で解決できない可能性もあります。なので担当を交代していただくように上司に相談をするのも手の一つです。あまり自分を責めないで欲しいと思っております。

それでも自分の力で出来る事もありますので、今回解説する事をまずはしていただきたいです。

①自ら進んで相談出来るような環境を作る

「新人が自ら相談をしない」という話でしたが、新人が相談できないような環境が職場で作られている可能性もあります。 例えば以下のような事があると、新人は相談できないと思わせています。
・相談をしようと思っても、いつも忙しそうにしていて声をかけるのも躊躇われた
・以前に相談をした時に、すぐに対応せずに後回しにしたことがある
・「ミスは絶対に許さない」みたいな伝え方をした
・職場全体がピリピリしている

このようなことがあると、新人の方は萎縮して相談できなくなってしまう事もあります。なので出来るだけ「忙しそうな姿を見せすぎない」「ピリピリした空気を出さない」ということを意識して欲しいです。

またこの問題は教育担当者の責任ではなくて、新人の職員を受け入れる余裕がないほど、忙しかったり疲労困憊しているという職場全体の問題だったりする事があります。

職場も「新人に早く独り立ちをして他の職員の負担を軽くして欲しい」という期待を持っているので、そのプレッシャーに押し潰されている事もあります。

ある程度職員が余裕を持って働くということが、新人指導をしていくための大前提です。
一人の職員に負担が集中したり、周りがサポートせずに急かすような職場で新人を育てるのは難しいです。

新人が良い環境で指導を受けられるように周りに働きかける事が担当者として出来る事だと思います。

②新人への声かけを工夫する

新人の相談することへの心理的負担を下げるためにも声かけに工夫をしたほうがいいです。

よく新人に対して最初に「いつでも相談をしてね」と言うと思うのですけど、それだと声かけとしては足りないと思います。なのでそこに一言つけて「もし私が忙しそうにしていても、遠慮なくいつでも声かけていいからね。その時は精一杯対応するから」みたいな感じにするといいと思います。

それでも相談をしなかった時に「なぜ相談しなかったの?」みたいに伝えるのではなくて「相談をしてくれたらこっちもすぐ対応できて助かるからよろしくね」みたいな感じに伝えられると次相手も相談しやすくなります。

また声かけについては担当者だけではなくて、職場全体で周知して行っていく事が大事です。ご利用者に対して「ケアの統一」と言いますけど、それは職場の人間関係や教育指導でも同じでチームとして新人指導に当たって、指導の統一を行う事が大事です。

もちろん声かけ一つで絶対に解決するわけではないですけど、解決する事もあります。まずは自分で変えられる部分は変える事が大事です。

③時間が問題を解決することもある

先ほどまでは「新人の方が相談しやすいような環境や関わり方を変える」について書いてきましたが、それでも新人の方の行動が変わらないという事もあります。そういう場合は自分ではどうしようもない問題で、時間が解決するのを待つことになります。

新人の性格や資質の部分は中々教育指導で変えられる部分ではないですし、そもそも成長する意欲がないケースもあります。
しかし「職場に慣れていないだけ」ということもあるので、時間が経って職場に慣れたら人間関係も良くなる事があります。なので教育担当者と職場は出来ることはした上で、待ちましょう。
時間が解決する時もありますし、しないときもあります。それで本人が退職したとしてもそれは仕方ない問題です。
でも先輩職員として出来ることは精一杯やって欲しいと思います。

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プロフィール

たんたん(深井竜次)

介護士ブロガー

介護士ブロガーたんたん(深井竜次)さん

1994年生まれ 保育士から介護士に転職ののち、特養・ユニット・ショート・有料の介護施設での経験を生かして情報発信を行なう。介護士と副業のブログで月収100万円を超えた経験談を発表し介護業界で注目される。介護現場の現実を踏まえた率直な意見で知られている。ブログ:介護士働き方コム 著書:月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方(KADOKAWA)

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