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仕事・スキル 介護資格 2021/11/26

#仕事内容

インテリアコーディネーターとは?試験の難易度・資格取得のメリット

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インテリアコーディネーターについて「どのような資格なのか」「資格取得の難易度はどの程度か」関心がある人は多いでしょう。インテリアに興味がある人や心地良い住環境を作りたい場合、インテリアコーディネーターは取得検討したい資格です。

当記事では、インテリアコーディネーターの仕事内容や、資格の取得方法・合格率、資格を取るメリットなどを紹介します。インテリアコーディネーターの資格取得を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

インテリアコーディネーターとは?

インテリアコーディネーターとは、家具・照明・壁紙などの内装をコーディネートすることで快適な空間を作る仕事です。「空間」とは、一般の住宅だけでなくオフィス・飲食店といったお店、病院や施設など多岐にわたります。

なお、厚生労働省が提供する「職業情報提供サイト」では、インテリアコーディネーターを以下のように定義しています。

住む人や使う人に合った、快適で暮らしやすい住空間づくりのために、既存の内装材、インテリア等の選定等について助言と提案を行う。一般住宅の他、オフィス、ホテル、店舗、学校、病院などを手がけることもある。

(引用:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「インテリアコーディネーター」

また、公益社団法人インテリア産業協会が認定する「インテリアコーディネーター資格」を取得することで、インテリアアイテムの知識や図面・パーツ作成といった基礎を身につけることが可能です。資格取得には、インテリアの歴史・法規に関する知識から実際にインテリア計画を立てる能力まで、幅広く求められます。

インテリアコーディネーターの仕事内容

インテリアコーディネーターの仕事内容は、顧客の要望に沿ったインテリアのコーディネートプランを考え実現することです。壁紙・カーテン・家具などといった内装材の手配、施工業者に対する指示もインテリアコーディネーターが行います。

インテリアコーディネーターは、次のような流れで仕事を進めます。

(1)ニーズを把握するための打ち合わせ ・顧客がインテリアに求める雰囲気、色合いなどのイメージや予算を確認する
(2)インテリアイメージをプランニング ・把握したニーズをもとに使用する家具や壁紙、全体の色調・素材などのイメージを検討する
(3)商品リスト・見積もりの作成 ・(2)でプランニングしたイメージに当てはまる商品をピックアップしてリスト化する
(4)インテリアプランのご提案~契約 ・作成したインテリアイメージや使用商品を顧客に説明し、ニーズに沿っているか確認する
・少しでも顧客のニーズと違う点があれば変更する
・インテリアイメージから見積もり内容まで顧客の納得が得られた後に契約する
(5)使用する商品の手配 ・使用する商品の発注を行う
・必要に応じて顧客をショールームに案内し、商品の現物を見てもらう
(6)納品・チェック ・発注した商品の納品に立ち会い、不備や傷・不具合などがないか確認する
・家具などは自らセッティングする

(出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「インテリアコーディネーター」

また、厚生労働省が提供する「職業情報提供サイト」では、「よく使う道具、機材、情報技術」として、以下の項目を挙げています。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
・表計算ソフト(Excel、スプレッドシート等)
・プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)
・イラスト、デザイン作成ソフト(Illustrator、Clip Studio等)
・画像等編集ソフト(Photoshop、GIMP等)
・設計用ソフト(CADのソフトウェア等)
・パソコン

(出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「インテリアコーディネーター」

インテリアコーディネーターの活躍場所

住宅やお店などの内装をプランニングするインテリアコーディネーターは、幅広い職場で活躍できます。

建築関連の職場であれば、住宅関連メーカーや内装施工業者に加えデザイン事務所や設計事務所での就職が可能です。リフォーム会社やリフォームのための商品を取り扱う会社でも需要があるでしょう。

インテリアコーディネーターは、インテリア関係の職場でも活躍が見込めます。例えば、家具メーカー・照明メーカー・キッチン設備のメーカーなどが挙げられます。

また、マンションの販売会社や不動産会社・インテリア関係の出版を手がける会社でも、インテリアコーディネーターが求められています。インテリアへの関心が高まる中、今後もインテリアコーディネーターはさまざまな職場で活躍できるでしょう。

インテリアコーディネーターになるためには?

専門知識や経験などがあれば、インテリアコーディネーターになることはできます。インテリアコーディネーターをするために、取得しなければならない国家資格はありません。

ただし、国家資格が必要ないからと言ってすぐに仕事に就けるわけではなく、実際にはインテリアや建築に関する知識やスキルが必要となります。

なお、厚生労働省では、インテリアコーディネーターの就業に際し、以下のような言及を行っています。

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。住宅関連企業、工務店、インテリア関係の企業などに就職し、専門知識を深め経験を積んでいくのが一般的である。


関連する資格として、「インテリアコーディネーター」「インテリアプランナー」があり、取得していると就職の際に有利な場合もある。建築や設計とも密接に関係しているため、「建築士」など資格を取得すると仕事の幅が広がる。


商品知識や住宅に関する知識、コンサルティング能力が必要となる。また、美的感覚に優れ、空間判断能力があり、室内空間をうまく利用し、美しく演出できるセンスも求められる。


専門知識と技術を身につけ、独立してフリーで働く人もいる。

(引用:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「インテリアコーディネーター」

例えば、インテリアイメージを検討し顧客に説明するためには、家具・壁紙・塗料などの内装に使う商品の幅広い知識が必要です。インテリアイメージを実現する際には、建築士との協議や施工業者の担当者に対する指示が必要とされ、建築に関する法令・専門用語の知識も求められるでしょう。

また、インテリアコーディネーターに必要なスキルを証明する手段として、民間のインテリアコーディネーター資格の取得もおすすめです。

インテリアコーディネーター資格の取得方法

インテリアコーディネーター資格とは、公益社団法人インテリア産業協会が実施する試験に合格することで取得できる民間資格です。

資格取得には、インテリアコーディネーターに必要なインテリアに関するさまざまな知識や、インテリアイメージを作成できる基礎力を身につけていることが求められます。

取得にあたって必要な試験に受験資格はありません。資格を取得するためには、一次試験・二次試験両方の合格が必要です。ここでは、具体的な試験内容を説明します。

一次試験・二次試験の内容

インテリアコーディネーター資格試験は、インテリアに関係する基礎知識が問われる一次試験と、インテリアイメージのプランニング能力が問われる二次試験があります。いずれも、北海道・東京・大阪・沖縄など全国12地域の試験会場で受験可能です。

一次試験の概要を紹介します。

受験資格 ・特になし
・問題文や解答は日本語に限る
試験科目 ・学科試験
・マークシート方式
試験時間 ・事前説明 15分(12:15〜12:30)
・試験時間 160分(12:30〜15:10)
試験範囲 以下の事項に関する知識
・インテリアコーディネーター誕生の背景や仕事内容
・インテリアの歴史、法規・規格・制度
・インテリアコーディネーションの計画、表現
・インテリアエレメントなど

(出典:公益社団法人インテリア産業協会「インテリアコーディネーター資格試験受験概要」

一次試験は、インテリアコーディネーターが知っておくべき知識に関する択一問題です。インテリアコーディネーターという仕事が生まれた経緯から商品・住宅設備の知識、インテリアコーディネートを提案する際の表現まで、幅広い知識が問われます。

一次試験合格者が受験できる二次試験は、次のような内容です。

受験資格 ・過去3年以内に一次試験に合格した人
試験科目 ・プレゼンテーション
・論文
試験時間 ・事前説明 15分(12:15〜12:30)
・試験時間 180分(12:30〜15:30)
試験範囲 ・インテリア計画
・インテリア計画のプレゼンテーション

(出典:公益社団法人インテリア産業協会「インテリアコーディネーター資格試験受験概要」

二次試験では、与えられた条件を踏まえて実際にインテリア計画を作成します。製図や着彩も必要です。論文では、課題を踏まえその場で考えたインテリア計画を文章で提案します。

資格試験の難易度・合格率

2020年度に実施されたインテリアコーディネーター資格試験の受験者数及び合格率は、次のとおりです。

一次試験 二次試験
受験者数 7,908人 3,526人
合格率 34.1% 58.0%

(出典:公益社団法人インテリア産業協会「2020年度(第38回)インテリアコーディネーター資格試験の結果」

また、一次試験と二次試験を合わせた直近5年間の合格率の推移は、次のとおりです。

2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度
受験者数 8,468人 7,561人 8,966人 8,569人 8,589人
合格率 24.1% 25.1% 23.8% 22.5% 23.9%

(出典:公益社団法人インテリア産業協会「2020年度(第38回)インテリアコーディネーター資格試験の結果」

2020年度は、一次試験の合格率が34.1%、二次試験の合格率が58.0%となっています。一般的に、試験が二段階の場合は一次試験の合格率が高くなる傾向にありますが、インテリアコーディネーター資格試験では一次試験のほうが低い合格率です。

一次試験の合格率が低い理由として、次の2つが考えられます。

  • 幅広い知識が要求される上に、問題数も50問と多い
  • 紛らわしい選択肢が多い

以上のように、さまざまな分野の知識を正確に身につけておかなければならないことから、インテリアコーディネーター一次試験の合格率は低めになる傾向です。

資格試験の勉強方法

例年、合格率が25%以下のインテリアコーディネーター資格を取得するために必要な勉強時間は、約200~300時間です。一次試験の学科対策に約200時間、二次試験の実技対策に約100時間必要と言われます。

インテリアコーディネーター資格試験の勉強方法は、独学と通学・通信講座を利用する方法の2種類あり、それぞれの勉強方法とメリット・デメリットは、以下のとおりです。

独学
公益社団法人インテリア産業協会発行の参考書と過去問を購入して試験対策をする。

<メリット>
・書籍代以外に費用がかからない
・都合のよい時間に学習できる
<デメリット>
・不明点などがあっても質問ができない
・勉強を継続できるかどうかは自分次第となる
通学・通信講座
資格スクールの講座カリキュラムに従って学習を進める。

<メリット>
・分からないことがある場合は質問することができる
・計画的に勉強を進めやすい
<デメリット>
・独学に比べると費用が高い
・通学講座を受講する場合、通学時間や交通費がかかる

メリット・デメリットを踏まえて、自分に合った勉強方法を選ぶことが合格への近道です。

介護職がインテリアコーディネーター資格を取るメリット

現在介護分野で働く人にとって、インテリアコーディネーターの資格を取ることはさまざまなメリットがあります。例えば、次の3つの理由が挙げられます。

・利用者に寄り添った内装を考えられる
インテリアコーディネーターの資格を取ると、現在働いている介護施設の内装を、プロの視点から高齢者が快適に心地よく過ごせるよう提案することが可能となります。照明器具や壁紙で温かみを演出するなど、高齢者が豊かに過ごせる住空間を作りたい場合は、インテリアコーディネーターについて学ぶとよいでしょう。

・介護現場以外で活躍できる
インテリアコーディネーターは、商業施設や公共施設のインテリアを手がける仕事など、直接現場には出ずインテリアの側面から介護業界へ貢献することが可能です。介護のノウハウや現場を知っているからこそできるインテリアコーディネートがあります。インテリアが好きな人は、インテリアコーディネーター資格取得を検討することがおすすめです。

・将来的には独立を目指せる
キャリアアップできる点も、インテリアコーディネーターの資格を取るメリットです。介護業界を熟知したインテリアコーディネーターには希少価値があります。着実に実績を積んでいけば、独立も視野に入ってくるでしょう。高齢化が進むにつれ、介護現場のインテリアコーディネートの需要は増すと考えられます。

介護職がインテリアコーディネーター資格を取ると、これまでとは異なった切り口から高齢者福祉に携わることが可能となります。

まとめ

インテリアコーディネーターは内装全般をコーディネートし、各場所に合った最適な空間作りをするインテリアの専門家です。建築関係から出版社まで幅広い就職先があります。

必須の国家資格はありません。ただし、取得することで基礎的な知識・技術の証明になる民間資格があります。介護職がインテリアコーディネーター資格を取得することにはさまざまなメリットがあり、キャリアアップにもつなげることができるためおすすめです。

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