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ニュース 医療介護最新ニュース 2021/08/06

#介護事業#介護経営#処遇改善

22年度中、介護職リーダー年収を400万円台後半へ~SOMPOケア、19年度に続き処遇改善を推進

介護のみらいラボ編集部コメント

2019年10月より介護職の処遇改善に着手しているSOMPOケア株式会社(本社・東京都品川区)では、2022年度中に、介護職リーダーを担う正社員の年収を、看護師と同等の水準となる400万円台後半まで引き上げることを決定。

介護人材の確保と定着に加え、キャリアアップの仕組みの進化や職場環境改善により、介護職の社会的地位向上を目指す考えです。同年度中に実施される処遇改善には、総額15億円程度の財源投資を見込んでいます。

 SOMPOケアは2022年度中に、介護職のリーダーを担う正社員の年収を、看護師と同等の水準となる400万円台後半まで引き上げることを決めた。介護人材の確保と定着に加えて、キャリアアップの仕組みの進化や職場環境改善により、介護職の社会的地位向上を目指す考え。【齋藤栄子】

 22年度中に実施する処遇改善には、総額15億円程度の財源投資を見込んでいる。原資として、M&Aを含めた既存事業の拡大やソリューション事業等の新規ビジネスモデルの展開により、23年度までに約300億円の増収を目指している。

 SOMPOケアは、19年10月から介護職の処遇改善に着手。介護報酬の特定処遇改善加算に加えて、年間約10億円の会社財源を投資して、介護福祉士を中心とした社員の処遇改善を行った。介護職のリーダーを担う正社員に対し、年間で最大約80万円、その他の介護福祉士相当の資格を保有する正社員に対し、同じく約65万円を引き上げた。

 具体的なモデル年収(東京都世田谷区)として、介護職のリーダーを担う正社員の年収を376万円から456万4,000円に、リーダー以外の年収を330万円から394万8,000円(いずれも夜勤・日祝手当を含む)に引き上げた。

 22年度の処遇改善はこれに続く第2弾に当たり、具体的な計画を精査中だとしている。

 SOMPOケアは、19年度の引き上げによる手応えとして、コロナ禍による転職抑制等の影響も考えられるものの、「処遇改善対象の介護福祉士を中心に離職率は改善しており、効果は出てきている」との見方を示している。

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出典:医療介護CBニュース

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